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敗戦直前、旧日本軍の手によって隠匿された金塊などの財宝(時価数10兆円ともいわれる)。それは続く占領下の時代、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)によって接収され、日本政府の一部を通して戦後復興や反共計画に極秘に運用されてきた。その名を「M資金」。謎に包まれたこの秘密資金をネタに、資金繰りに窮した経営者などから手数料を騙し盗る詐欺事件は、世紀が変わった現在もあとを絶たない。そんなものは最初から存在しなかった、というのが定説になってはいるが……。M資金に関する映画の構想が持ち上がったのは、十年以上前。昨年初めに阪本順治監督と、『亡国のイージス』で協働した作家の福井晴敏との共同脚本が仕上がり、実現へと踏み出した。「M資金は、本当にあった」-M資金専門の詐欺師だった父が、謀殺される間際に遺した言葉。その跡を継ぐようにM資金詐欺に手を染めながら、真舟雄一の胸には常に拭いがたい疑問があった。父を殺したのは誰か、戦後日本を裏から支配してきたM資金は実在するのか。そんな彼の前に、“財団”の使者と名乗る男が現れる。“財団”とは、M資金を管理運営する日米秘密機関の俗称だ。初めは取り合わなかった真舟だが、次々に起こる異常事態に巻き込まれ、M資金をめぐる争いに宿命的に引き寄せられてゆく。M資金の秘密を守るためには武力行使も厭わない防衛省の工作員たち。“財団”の一員でありながら彼らと敵対し、「M資金を“財団”から盗み出してもらいたい」と真舟に依頼する謎の男、その名も“M”。彼の正体は? その真の目的は……? ここから、真舟の冒険に満ちた旅が始まる。M資金をネタにしたちゃちな詐欺でなく、世界を支配するグローバル・キャピタリズムを向こうに回した大バクチの旅が。演ずる俳優陣は、阪本作品では、『KT』、『The ショートフィルムズ みんな、はじめはコドモだった/展望台』以来の主役を担う佐藤浩市、『座頭市 THE LAST』でタッグを組んだ香取慎吾と仲代達矢、『北のカナリアたち』で難役をこなした森山未來に、『ぼくんち』のヒロイン観月ありさ、若手実力派のオダギリ ジョー、ベテランの岸部一徳に石橋蓮司、韓国のスター、ユ・ジテ、アメリカからはヴィンセント・ギャロと、錚々たる顔ぶれが本作に参集した。撮影は極寒の地、ロシアのハバロフスクでクランク・イン、ついで、日中は35度を超すタイのカンチャナブリの農村地帯、そしてアメリカ、わけてもニューヨークにある国際連合本部と、まさにグローバリズムの美名のもとに世界を支配する金融経済の奔流を追いかけ、追い越す勢いで行われた。2008年のリーマン・ショックによって、実体経済を離れた金融資本主義の危うさが露呈されたものの、世界は依然として金融操作で繁栄を維持しようとする“ルール”を中心に動いている。しかもそれは、グローバルといわれながら、地球上のほんの一握りの人間にのみ富を集中させるシステムに他ならない。この“ルール”を変更し、新たな資本主義の在り方を提示するために供されるM資金-『人類資金』。これはそのミステリアスな意匠をまとい、日本から世界に発信する明日への提言である。

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解説 福井晴敏 書下ろし原作小説I〜Ⅳ巻大重版出来!『人類資金』I巻は期間限定特化250円(税別)。VI巻2月13日発売 書籍イメージ

阪本順治監督は、長年温めていたテーマ『M資金』を題材に再びタッグを組むことを福井晴敏に提案した。かつてデビュー前の習作で『M資金』を描いていた福井はこれに共鳴し、独自のアプローチで『M資金』について調べ始めた。それは日本の戦後史を奥深く掘り下げる作業となり、史実をもとにした壮大な仮説が組み上がっていった。そしてそれは歴史上の仮説にとどまらず、現代日本の、ひいては世界の根幹に深く関わる問題であることが浮き彫りになっていった。『M資金』は実在した--終戦時、一人の陸軍大尉が、ある志に基づいて日銀の地下倉庫から盗み出し隠匿した、軍の隠し資産である莫大な金塊。のちにそれはある財団に管理運営されることになり、戦後日本復興の陰で不可欠の存在となった。しかし時は流れ、金融資本主義が席巻する世界に歩調を合わせるかのように、『M資金』もまたその有りようを変化させていった。そして……。歴史の闇をまとう『M資金』を通じて先の見えない現代社会を照射し、誰も幸せにしないまま暴走する資本主義の本質を突く、未曾有のエンターテインメントが誕生した。『亡国のイージス』では国防問題を、『終戦のローレライ』では戦争を小説のテーマとして選んだ福井は、本作では「今すべての人にとって最も切実なこと」として「経済」に正面から取り組む。もともと経済に明るいわけではない。しかしそれゆえに、経済の専門家には見えないかもしれない真実を小説家として探り当て、臆することなく描き出したのだ。すべての人類のために。小説と映画はその思いをひとつにして、今それぞれの幕を開ける。

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1945年、東京湾越中島の埠頭-。暗闇の中、土運船に積まれた木箱をあける軍服姿の男たち。中には4本の金の延べ棒。総量600トンにも及ぶ金塊は、敗戦をよしとしない反乱兵たちによって持ち出された日本軍の秘密資金だった。その回収に出向いた笹倉雅実大尉は、しかしそれを軍に戻すことはせず、海へと沈めた。この先、世界を席巻する「資本」との戦いに備えるために。それを見つめる米軍の密偵、ハリー遠藤(豊川悦司)。2014年、M資金詐欺を繰り返して生きてきた男、真舟雄一(佐藤浩市)。相棒のヤクザ、酒田(寺島進)と組み、いつものように交渉を開始するが、相手の様子がおかしいことに気づく。あわててテーブルの上の名刺を回収するも、時すでに遅し。次の瞬間に現れたのは北村刑事(石橋蓮司)。こんなことは一度や二度ではない。そんな真舟の前に、石優樹(森山未來)と名乗る男が現れ「“財団”の人間があなたを待っている。同行頂きたい」と告げる。“財団”の名は日本国際文化振興会。前身は日本国際経済研究所……真舟はその名前に聞き覚えがあった。父が生涯追ってきたM資金。車に轢かれ、死を迎えたその瞬間に散らばったスクラップブックやノートの中にあった組織の名前と同じ。そして真舟自身がM資金詐欺を持ちかける時に使う名前の財団だった。「M資金は本当に存在しているのか?」石の言葉に導かれるように財団のビルを訪れた真舟。その時、高遠美由紀(観月ありさ)とその部下・辻井(三浦誠己)ら屈強な男たちの一団に襲われる。高遠は防衛省の秘密組織の人間だった。しかし、すんでのところで石が現れ、助け出される真舟。逃げる二人を追いかけ、「“M”はどこにいるの? このままだと消される!」と叫ぶ美由紀を振りきり、二人は再び闇へと消える。翌早朝。真舟は石に伴われ、あるビルへ連れて行かれる。そこで待っていたのは、本庄一義(岸部一徳)という男だった。本庄は真舟に「M資金を盗み出してほしい、盗み出す金額は10兆円。報酬は50億」と持ちかける。そして背後から現れた一人の男。M資金のMには誰も知らない意味が隠されている……。その声の主が本当の依頼者、仮の名を“M”(香取慎吾)。かつては日本の復興のために使われてきたM資金だが、今やカネでカネを買う投資ファンドに成り下がっている。それを盗み出し、マネー経済の悪しきルールを変えたい。世界を救うために-そう語る“M”にとまどう真舟だったが、多額の報酬と、「成功した暁にはM資金の秘密を教える」という話に興味を持ち、また、何よりマネーゲームが空洞化させた世界に対する閉塞感に共感を覚え、計画に乗ることにする。 M資金は、ある投資顧問会社に拠点を置いている笹倉暢彦(仲代達矢)理事長が率いる“財団”によって管理されているが、真の実権はニューヨークの投資銀行が握っていた。真舟たちは「金には金を」の理論で、アメリカ、ロシア、全世界を巻き込んだ前代未聞のマネーゲームによるプランを考えだす。彼らが最初に向かったのは、財団の極東支部となっているロシアのヘッジファンドだった。代表は、鵠沼英司(オダギリ ジョー)。鵠沼は先物取引で失敗し、巨額の負債を抱えながら、経理処理で財務操作を重ね、損失隠しをしていた。真舟はそこを利用することにする。計画は上々。しかし、一つのミスから綻びが生じてしまう。その一方、彼らの動きに敏感に反応したのは、ニューヨーク投資銀行のハロルド・マーカス(ヴィンセント・ギャロ)だった。ハロルドはすぐさま清算人(ユ・ジテ)と呼ばれる暗殺者を送り込み、真舟や石を監視し、同時に追い詰め始める。果たして、真舟たちの運命は?そして“M”の本当の目的、M資金の本当の意味とは一体なんなのか?

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小説版 あらすじはこちら

(1巻)終戦の日、日銀の地下倉庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。70年の歳月が流れ、M資金詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、とてつもない計画を持ちかける。「あなたの技術を使って『M資金』を盗み出してほしい。時価総額10兆円。報酬は現金50億、そしてあなたの恩人の死の真相」——。(2巻)謎の男“M”に盗み出してほしいと依頼された『M資金』。かつて育ての親を死に至らしめたその存在に四半世紀ものあいだ呪縛され続けてきた真舟は、“M”との接触を機に日本の地下に蠢く力学の奔流に呑み込まれていく。“M”の腹心・石優樹の尋常ならざる能力、“市ヶ谷”と呼ばれる組織の執拗な追跡。この世界を支配する“ルール”の正体を垣間見た真舟は、これまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。

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comingsoon

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佐藤浩市

香取慎吾

森山未來

観月ありさ

岸部一徳

オダギリ ジョー

寺島 進

三浦誠己

石橋蓮司

豊川悦司

ユ ジテ

ヴィンセント・ギャロ

仲代達矢

小説版 登場人物はこちら

真舟雄一 企業相手の架空融資専門の詐欺師。16歳で手を染めて以来27年間、M資金詐欺を続けながら逮捕歴ゼロの凄腕。6年前に大阪で失態を演じ指名手配されて以来、他人の戸籍を取得して本名を封印している。25年前の恩人の死が原因で、稼業のネタにしているM資金に対して複雑な思いを抱く。43歳。 「どうせいまの生活とおさらばするなら、ひと山当てに行くのも悪くない。だろ?」

“M”ITベンチャー「アイネアーク・イェーナ」の社主。“財団”の転覆を企み、真舟にある壮大な計画を持ちかける謎の人物。36歳。「ぼくと一緒に、世界を救ってみませんか?」

石 優樹 “M”の腹心。10年前の出会い以来、“M”に絶対的な忠誠を誓っている。6ヵ国語を操る頭脳とずば抜けた戦闘能力の持ち主だが、実は……。22歳。「“M”が必要としている以上、おれはあなたを守る」

本庄一義 日本銀行金融市場課長。若い頃は柔道で鳴らした豪放磊落な性格だが、緻密な計算力と繊細な神経も併せ持つ。“M”に協力し、財団転覆の計画を推進する。52歳。 「そうなゃ本当の戦争になる。みんな、おまえが始めたことなんだ。やめる権利だって、おまえにはあるんだぞ」

高遠美由紀 防衛省情報局で“M”関連案件の指揮を執る一尉。“財団”の理事を父に持ちながら、“市ヶ谷”と呼ばれる防衛省の非公開組織に自ら身を投じた。32歳。 「あなた、“M”がなにをしようとしてるかわかってるの?」

津山利一 金融ブローカー。15歳で家を飛び出した真舟を拾い、業界の手ほどきをした。25年前、M資金の“本筋”に触れた末に謎の轢死を遂げる。享年57。 「これから何があっても『M資金』には関わるな。おまえはまだ若い。いくらでもやり直しがきく」

沖山秀二 真舟の詐欺仲間。情報収集にかけては業界一の手広さと信頼度を誇り、前身は旧ソ連のスパイだったと囁かれている。77歳。「あいつがおれのあとを追いそうになったら、止めてやってくれ。……私が最後に聞いた利一さんの言葉です」

笹倉雅実 元帝国陸軍大尉。終戦時、ある志の元に軍の隠し資産である莫大な金塊を日銀の地下倉庫から盗み出し隠匿する。のちに資金を管理運営する“財団”の初代理事長に就任し、戦後日本復興の要となって「伊豆の総理」と呼ばれる。2008年死去。享年98。 「おれが知る答えはひとつ。『M資金』の“M”は――」

笹倉暢彦 笹倉雅実の長男。投資コンサルタント会社イーキャップ・インベストメント代表取締役。“財団”の現理事長。前理事長の父に抗うかのように“財団”の改革を推し進める。76歳。「自分で自分の先行きを決められない“財団”の理事長にも、人知れぬ苦労があるとは思いませんか?」

笹倉博司 笹倉雅実の次男。ロッキード事件の主犯格と目される元総理の派閥に属する若手議員で、事件渦中に不審死。享年32。

笹倉雅彦 笹倉暢彦の長男。衆議院議員の私設秘書を務めていたが、25年前に架空融資詐欺の主犯と目され、警察の事情聴取を受けた後に自宅で首吊り自殺した。享年27。

笹倉芳恵 笹倉暢彦の妻。結婚前は宝塚女優を務めた明朗な女性だったが、25年前に長男を亡くして以来病み始め、現在も自宅で寝たきりの生活を送る。

酒田 忠 大阪のヤクザ三次団体、酒田組組長。6年前に真舟と組んだヤマで泥をかぶらされ、以来行方をくらました真舟を執念深く追い続けている。

鵠沼英司 ロシア・サンクトペテルブルグの“財団”直轄ヘッジファンド「ベタプラス」マネージャー。元は長瀬証券のトレーダーだったが、無断取引で社に大損害を負わせ、 “財団”に拾われた。現在も無断取引を繰り返し、小国の国家予算並みの赤字を抱え込む。

ハロルド・マーカス ローゼンバーグ銀行ニューヨーク支店役員。アメリカの権益を代表し、ローゼンバーグ財閥において『M資金』の管理運営を行う。42歳。

遠藤 治 ローゼンバーグ財閥直轄の清算人。幼い頃から父の訓練を受け、ローゼンバーグ一族の権益のために任務を遂行する暗殺者に仕立て上げられた。50歳。

ハリー・遠藤 『E機関』と呼ばれたGHQ特殊工作機関の長。日系二世。占領期間終了後も日米を往復し、設立に関わった“財団”の黒子を務め続けた。遠藤治の父。

監督・脚本 阪本順治

原作・脚本 福井晴敏

プロデューサー 椎井友紀子

影 笠松則通

照明 岩下和裕

美術 原田満生

録音 照井康政

編集 早野 亮

衣装 岩﨑文男

メイク 豊川京子

スクリプター 今村治子

アクションコーディネーター 諸鍛冶裕太

音楽 安川午朗

小説版 著者情報はこちら

原作・脚本 福井晴敏 HARUTOSHI FUKUI 1968年東京都墨田区生まれ。私立千葉商科大学中退。’97年、警備会社に勤務するかたわら応募した小説『川の深さは』 が第43回江戸川乱歩賞選考会で大きな話題となる(後に加筆訂正を経て出版)。’98年『Twelve Y. O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。’99年に刊行された受賞第一作『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長篇をトリプル受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞をダブル受賞。’05年に原作を手がけた映画『ローレライ』『戦国自衛隊1549(原案:半村良)』『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他の作品に『小説・震災後』(小学館文庫)、『Op.ローズダスト』(文春文庫)、『機動戦士ガンダムUC』(角川文庫)などがある。

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映画版 スタッフはこちら

2012年5月26日(土)【クランクイン】NY/国連本部

2013年2月26日(火)〜3月1日(金)ロシア/ハバロフスク

3月4日(月)〜3月7日(木)タイ/カンチャナブリ

3月11日(月)〜3月30日(土)日本

4月4日(木)〜4月8日(月)アメリカ/ニューヨーク